東急ハンズの「ハンズ大賞」に向けてつくった幅約120cmの初めての大きな作品。
応募期限に間に合わず完成度が低いまま仕上げてしまったのが残念。一次選考は入選しましたが、そこまででした。
この作品では、馬一頭一頭の性格などを考えながら様々な表情をつくってみました。作品自体は完成度が低いものの、その制作過程は今後に向けて良い経験になったと思っています。
好奇心旺盛な子犬が子猫に急接近。
猫の方はびっくり緊張。
ほのぼのチュウではなくて実はそんな場面を想像してつくりました。
この作品も「犬展」の時につくりました。
題名は「夢の中〜In a dream〜」でした。
ギャラリー続き
同じく「犬展」の時に作成。
飼い主をまっすぐ見つめる犬の瞳が好きです。
頑張ってつくったのですが、ニス仕上げに失敗してやや不本意な出来になってしまいました。
モコモコの子羊、本当に可愛いです。
抱っこしてみたらぬくもりが伝わって心も暖かくなる。
そんなかんじを表現したいと思いました。
「犬展」(東京銀座・ギャラリーミハラヤ)に出展した時につくった作品。
イメージでつくったもので特にモデルはいないのですが、男の子が息子に似ていると知る人にはよく言われました。
こちらは娘と「まきばの館」(岡山県美咲町)のポニー、マーブルくんをモデルにしてつくった作品。馬の口先ってモニョモニョしていて何とも言えない感触です。
先生の元で紙粘土造形の基本練習を重ねた後、初めてつくった作品。
いつも自宅のキッチンカウンターに置かれている想い出のある一品。
ちょっと嗜好を変えて気取った作品をつくってみました。
馬具など大変手間がかかったのですが、人があんまり気に入らなくて普段は人をおろして馬だけで飾っています。
制作過程では、まず粘土で原型を完成させ、乾燥させてから彩色をします。
彩色する前には光と影によって凹凸が浮かび上がり、また違った趣があります。
この作品では彩色をベージュにおさえ原型を引き立ててみました。
まだまだ思うような作品はつくれませんが、ずっとつくり続けて、この動物たちの魅力を作品を手にする皆さんと共有できるようになりたいと思っています。
動物たちの自然な姿にこだわりつつ細部よりも全体の印象を大事にして「生きた」作品にしたい。
ただし、その形態を細部にわたって忠実に再現することだけにこだわったとしたら、それはただの”模型”になってしまいます。模型は体の構造の勉強になっても心が伝わってきません。
そんな彼らの姿を彼ららしく形にしたいと思っています。
彼らは道具でもアクセサリーでもなく、また「人」でもありません。
猫は猫らしく、犬は犬らしく、馬は馬らしく・・・。
彼らと共に暮らす人はその動物の特性をよく知り尊重した上で付き合うべきで、人の手によって彼らの心や体が病むようなことは避けなければいけないと思います。
人の管理の元に生まれ、人のために生きることを運命づけられた動物たち。
特にペットと家畜の中でも馬やロバといったいわゆる「使役動物」は、人との強い精神的な結びつきを要求されています。
ペットや家畜は人に世話をされて生きています。
彼らの多くは人が自分らに都合がいいようにつくり変えていった結果生まれた、野生には存在しない種の動物たちです。
雑感
材料はほとんど紙粘土と絵の具とニスだけ。
道具はほとんど画筆と自分の指先だけ。
じっくりじっくり時間をかけて形をつくり、何度も何度も色を塗り重ねる効率の悪い作業。
いろんなことがコンピューターでできるようになり、猛スピードでこなされていく現代社会。いろんなことがどんどん複雑になってしまって、便利さを求めているはずなのに、かえって振り回され時間に追われ心のゆとりをなくしてしまう。
こんな時代だからこそ、こんなシンプルでのろまな、絶対機械じゃ作れないようなものを作ってみたくなりました。
紙粘土という素朴な素材から人や動物の肌のぬくもりを感じていただけたらと思います。
(作品ギャラリー)
※猫・犬・馬の小作品です。是非ご覧下さい。
馬の置物・愛馬フィギュア
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馬とペットの粘土工房Toshi